2012年05月14日

「入社試験で RX を批判!」

あまり好きではない自分語りで恐縮だが。

私が某社の入社試験を受けるとき、「『仮面ライダーBLACK RX』を批判した」んだそうな。
入社試験で番組批判を繰り広げる───なんという武勇伝!

『スーパーヒーロー大戦』がらみの取材でも、その話題を出される記者の方がちらほら。
たぶんそれは Wikipedia の記述に基づいており、その記述はたぶん、『シャンゼリオンメモリアル』というムック本中の座談会の記述を下じきにしている。
もちろん取材に答えても記事にはならない。20年以上も前の逸話をいまさらつまびらかにしたところで、読者には何の興味もないのだから。
個人的にもいまさら感ありありな逸話で恐縮だけれども……

某社の入社試験を受けていくと、最後の関門として、役員面接というのがある。
「君は当社に入ったらどういう仕事がしたいのか?」と質問があった。
で、学生の私は次のようにぶった。


『RX』の終盤、「10人ライダー」なるものがぞろぞろ登場した。
脚本上の要請や現場都合から出た展開とは思えない。テレビ局やスポンサーとのせめぎ合いがあったのだろう。そのせめぎ合いが、私のような一般客にまで透けて見えたということは、撮影現場と外部との間に立ち、相互の利害を調整する役割がいかに大変かということだろう。
私は、そうした「板挟み」の役割をもって任じたい。



実際には、「板挟み? 的な? っぽいのをやりたいとか思ってんすけどー」みたいなgdgdな言い方をしてると思うが、主旨はこうである。
「批判」と言われたらそうかもしれない。
言い方はともあれ、「局? スポンサー? 的な何かに負けて現場守れてなくねっすかー。俺守りたいっすよー」みたいな含意があったのは確かだ。


ちなみに。
ふだん自分の言葉を言うそばから忘れていく私が、このエピソードを明確に覚えているのは……実際に「現場」に投入されたとたん、上にあげたような単純な考え方が、いかに青臭かったかを思い知らされた恥ずかしさのためである。

現場(スタッフ/キャスト) VS 外部(局/スポンサー)なんて単純な二項対立は、それこそカケラも存在しなかった。同時に、そんなふうに見せかけておいた方が、いろいろ都合がいいこともわかった。私自身、いまも今後もそう見せかけていこうとしている。
もうひとつわかったのは、そんな素人の青臭さは百も承知のくせに、青二才の妄言をふんふんと聞きおおせた、当時の役員連中の大人っぷり。

かなわねえなあ──とますます思う今日このごろだ。
posted by cron at 23:39| Comment(18) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする